NEWS
お知らせ
今年もツライ! 夏の紫外線の負担‼
西日本の地域は大変な大雨ですが、東京の日差しは夏の様相を帯びてきました。
日傘を差していてもジリジリとする暑さで日かげや室内が恋しくなります。
しかし夏場のレジャー、海や山、野外ライブなど楽しい事が多い季節です。
ここでひとつ、日差しで一番気になる紫外線について改めて考えてみましょう。
紫外線(ultra violet:UV)でヒトの健康に影響するのは、主にUVAとUVB(波長の長さの違い)です。
強い紫外線を急に浴びると、日焼けが起こり
やけどのように火ぶくれができて赤くなるサンバーン(UVBによる)と
小麦色のように黒くなるサンタン(UVAによる)や
UVBによる紫外線角膜炎(雪目、日焼け目)があります。
また慢性的に浴びると皮膚では①シワ、②シミ、日光黒子(老人性色素斑)③良性腫瘍、まれに④皮膚がん
目では①白内障、②翼状片(黒目に白目が侵入してくる)、などがおこることがあります。
朝の通勤前で外に出かける時に日焼け止めクリームや日傘をさしたりして紫外線対策をされている方は多いと思います。
もちろん、こうした皮膚に対策は必要ですが、目や髪にも必要になります。
都会にいると忘れがちですが、目の対策も大切です。
角膜炎や将来の白内障対策にはサングラスの着用が有効です。
サングラス色の濃淡ではなく、必ず紫外線を防止する効果(UVカット)があるものを選びましょう。
紫外線を浴びることで頭皮だけでなく、髪もやはりダメージを受けることがあります。
髪のキューティクルがダメージを受け、ハリやツヤの喪失、ばさばさ、ゴワゴワ、枝毛、切れ毛などの原因になることもあります。
紫外線量が増える季節には、髪や頭皮にケア、とくに日差しの強い午前10時から午後2時頃に外出する際は、つばの広い帽子を被るなども良い方法です。
効果的な日焼け止めの使い方として
①ムラなく塗る
適量手にとり(クリーム状ならパール1個分、液状なら1円玉硬貨1枚分が目安)
ひたい、両頬、鼻の上、あご、と5点置きにします。
そこからムラにならないよう丁寧に伸ばしていきましょう。
全体に塗ったら、同量を手にとって、再度同じように顔全体に伸ばします。
特に、頬や鼻など日が当たりやすい部分は丁寧に重ね塗りをするのがおすすめです。
②こまめに塗り直す
外出先にも日焼け止めを携帯して、2〜3時間おきを目安に塗り直しましょう。
朝に塗った日焼け止めが、1日を通して肌の上で効果を発揮するのは難しいのが実情です。汗をかいたかどうかに関わりなく。日焼け止めはこまめに塗り直すことをおすすめします。
また、日焼けしそうな日の前日や当日の朝に、前もって美白ケアをしておくと紫外線の影響を受けにくくなります。
ビタミンCなど抗酸化作用のあるサプリメントを、日やけ前後に摂取するのも効果的です。
ただし紫外線は一方的な悪者ではありません。
ヒトにとって大切なビタミンDを皮膚と紫外線で作り出します。
ビタミンDは骨粗しょう症や骨軟化症の治療に使われるのは有名ですが
必勝時間の少ない地域では、ビタミンDの欠乏から大腸がん、卵巣がんなどが増えているという報告もあります。
ほどほどに紫外線と付き合い、夏を楽しんでいきましょう。