肩の痛み・上げにくさについて
こんにちは
まちだ駅前鍼灸院整骨院の高田です‼
当院には肩コリを含めた肩の動きや痛みでお悩みの方が多く来院されます。
とくに多いのが「痛みで腕を上に挙げにくい」という症状です。
この肩の動きには肩関節が関わってきます。
いわゆるこの肩関節は解剖学的には「肩甲上腕関節」という名称で呼ばれます。
しかしこの肩甲上腕関節以外に肩を上に挙げるときに関わる関節は他に「胸鎖関節」・「肩鎖関節」・「肩甲胸郭関節」とあり、一般的に知られている「肩甲上腕関節(肩関節)」だけで肩を動かしているわけではありません。
肩の筋肉を複合的に動かすためには関節もそれに合わせて複数作られていなくてはならないわけですね。
もっとも大きな可動域をもつのは肩甲上腕関節ですが、腕を真上に180°挙げるのに上腕120°+肩甲骨60°という組み合わせで成り立っています。
肩を挙げる動きのイメージでは上腕120°が一般的に知られていますが、背中にある肩甲骨が60°と重要なウェイトを占めています。
この肩甲骨が上腕の挙げる動きに合わせてスライドしてくれなくては120°(上腕)+60°(肩甲骨)=180°という真上に腕を挙げる動きが達成されないのです。
ですので日常生活での不良姿勢により猫背になってしまっている人やお仕事などで背中の筋肉に張りのある人などはこの肩甲骨の動きに関わる筋肉の動きが悪くなり、肩の挙がりが悪くなっている場合があります。
その状態で腕を無理に挙げたりすると肩関節に痛みを生じて、ケガをすることもあり要注意です。
ケガ予防も含めた肩関節の滑らかな動きを獲得するためにもストレッチや体操などをこまめに行うことが重要です。
鍼・マッサージは筋肉の緊張をほぐすのにとても効果があります。
今ある痛みや不調をそのままにしないで早め治療して治しましょう!