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2024.07.15

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二種類の日焼け

こんにちは。きたの鍼灸院整骨院です。
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月も後半戦、梅雨もそろそろ明けそうですが、そうなってくると、肌を焼くような強い日差しが怖いですね。

皆さんは日焼け対策、万全ですか?

 

ところで、日焼けにはサンバーン(sunburn)とサンタン(suntan)の二種類があるのをご存知ですか?

今日は日焼けについてお話していきます。

 


サンバーンとサンタン

では、その2種類の日焼けとはどんなものなのでしょうか?

 

サンバーン・・・皮膚が真っ赤にはれて、水ぶくれができる日焼け。
紫外線を浴びた数時間後、すぐに皮膚が赤くなり、12日ほどヒリヒリした痛みを伴います。38日後に皮がむけることもあります。

 

サンタン・・・皮膚にメラニン色素が生成され、色素沈着を起こすことで、小麦色・褐色など黒っぽく色変化が起きる日焼け。
紫外線を浴びた数日後に色変化が現れ、数週間~数か月続きます。

 

そして、日焼けとは、太陽光に含まれる紫外線が肌に与える影響によって起こるのですが、その紫外線にも種類があり、サンバーンの主な原因は、紫外線B波(UVB)で、サンタンは紫外線A波(UVA)が原因で生じます。

 

では、その紫外線とはどんなものでしょうか?

 


★太陽からの光の一つ“紫外線”

 私たちが浴びている太陽光には、赤外線、可視光線、紫外線の3つの種類があります。

その中で、可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからABC と大別されています。フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念されます。

 UV-A (315-400 nm)
  大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。太陽からの日射にしめる割合は数%程度です。
UV-B (280-315 nm)
  成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度です。
 ・UV-C (100-280 nm)
  成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。

気象庁ホームページより一部抜粋

 

上記の三種類のうち、お肌に影響があるものが、ABです。

 

 UV-A・・・通過する力が強く、太陽光に含まれる紫外線のうち約9割を占めています。

波長が長いため皮膚の奥深くまで到達し、真皮にあるコラーゲンやエラスチンを変性・破壊するため、しわ・たるみなどの原因となります。また、生成されたメラニン色素を酸化させることで、肌を黒くする性質もあります。

 
UV-B・・・通過する力がUV-Aに比べて弱いため、太陽からの日射に占める割合は約1割程度です。

しかし、その影響力は高く、短時間浴びただけでも肌が赤くなる炎症反応を引き起こすうえに、UV-Bを受けてから数日後に肌を黒くすることが特徴です。

また、皮膚細胞のDNAを傷つけるなど、主に皮膚や目の表面に作用し、炎症・シミ、そばかす、シワの原因となります。

ほとんどは大気圏で吸収されますが一部は地表に到達し、人体に悪影響を及ぼします。また、皮膚ガンとの関連が指摘されているのもこのUV-Bです。

日焼けと肌細胞

★紫外線から肌を守るには

 

日焼けを防止するのであれば、

日焼け止めを塗る、日傘をさしたり、帽子をかぶり、長袖、スカーフなどで肌の露出を抑える。また、黒っぽい衣服にしたり、サングラスをかけるなど、ま、本気で全部やると、ちょっと怪しい人だなと思うような格好になりますよね。でも、そこまでとは言いませんが、やっぱり紫外線から肌は守りたいもの。手軽にできるのが日焼け止めを塗ることです。日焼け止めを毎日欠かさず塗っている方と、塗っていない方では、5年後、10年後のお肌で目に見えるほどの差がついてしまうのだとか。ぜひ、日焼け止めは「洗顔」や「保湿」と同じように、毎日の習慣に。

日焼けには2種類、UV-AUV-Bが原因のものがあると述べましたが、日焼け止めもそれぞれに対応した防御機能を示す、PASPFというものがあります。

 

 

PAProtection grade of UVA

UVAを防ぐ効果。紫外線にあたってから、肌が黒くなるまでの時間をどの程度遅らせることができるかを測定した値です。
PA
は数字ではなく[+]から[++++]までの4段階で表示され、+の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなります。

 

 

SPFSun Protection Factor

UVBを防ぐ効果。紫外線にあたってから、肌が赤くなるまでの時間をどの程度遅らせることができるかを測定した値です。
SPF
50までの数字であらわし、数字が大きくなるほどUVBを防ぐ効果が高くなります。また、50以上はSPF50+と表示されます。

 

日焼け止めを選ぶ際に、上記の数値を考慮するといいと思います。

生活のシーンに合わせて、日常使いであれば、それほど数値の高くないものでOKですが、晴天下のレジャーやマリンスポーツなどではより高い表示のもの、そして、プールなど水に入る場合は耐水性の高いものを選ぶといいと思います。

是非参考にして頂いて、将来の肌トラブルを防ぎながら、楽しい夏を過ごしましょう。

 

日焼け対策フル

そして、日焼けしてしまった時も、美容鍼は有効なので、ご興味のある方は、きたの鍼灸院整骨院スタッフまで。

 

次回は日焼けと美容鍼についてお話しようと思います。


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