カッピング療法
上画像のような施術をご存知でしょうか。
カッピング療法と呼ばれる、スッキリ気持ちが良い施術です。
今回はこのカッピングについてのお話です。
カッピング療法は吸角ともいい、とても長い歴史を持っています。
(昔は動物の角を利用していたため、角という字が入っています)
元をたどれば古代の中国で用いられ、日本に伝わってからも発展を続け現在では女性の方を中心として人気のある施術です。
身体の外側から施術して筋肉や血液を刺激することで、心身の不調改善などの効果が期待できるほか
身体内側から健康を目指したい方や、筋肉痛などを和らげたい方におすすめしたい施術です。
カッピングの施術方法はガラスやプラスチックでできたカップを用いて、過熱やポンプを利用して真空状態にし、肌と脂肪の層を吸い上げ、筋肉の層から引きはがしていきます。
疲れて緊張した筋肉のこりをほぐして本来の動きを取り戻し、痛みなどの症状を緩和できます。
具体的な症状緩和の一例として
・血行を促進させる
カッピングをすることによる最大の効果として、血行促進が挙げられます。
カップ内が真空状態になるため、外側より空気圧が下がり、カップを当てたところが引っ張られます。
こうして、局所の血管を拡張させ、血行促進を図ることが特徴です。
血流をよくすれば老廃物の流れも改善し、血液や十分な栄養が身体中に行き渡る後押しになります。
・睡眠の質がアップ
血行をよくすることにより、心身の緊張をときほぐし、交感神経と副交感神経の切り替え機能の復活が見込めるため睡眠の質を上げる効果が期待できます。
睡眠時は身体を休ませる副交感神経の作用が強くなります。
日々の気を張った交感神経優位状態から、副交感神経を働かせてリラックスれば休息の質を高める効果も期待大です。
・全身の疲れを緩和させる
血行促進機能は温泉入浴と同じように、疲労回復にも効果があるといわれています。
血液の流れがよくなることで、疲労物質の代謝も進み、全身の疲労が抜けやすくなるからです。
疲労時のだるさや重たい感じがスッキリとリセットされるため、身体が軽くなるだけでなく、心地よさを感じ取れるようになります。
・ストレス解消につながる
カッピングによる血行促進や疲労物質の排出効果は、施術後にスッキリ感を味わうことにもつながります。
血行促進により自律神経の作用を正常化することも可能なので、同じく血行促進効果がある
入浴後や岩盤浴上がりと同様にリフレッシュできるでしょう。
そのため、カッピングは心身のストレス解消にもおすすめです。
・デトックスやダイエットにも
血液とともにリンパの流れにも影響を与えるカッピングは、新陳代謝のアップが期待できます。
代謝が上がることで脂肪の燃焼も誘発し、ダイエットしやすい身体づくりを促進します。
・むくみ解消
立ち仕事でもデスクワークでも、同じ姿勢を長時間とっていると下半身の血行が悪くなり、むくみの原因になりかねません。
その点、カッピングで血行を改善すればむくみの改善に加え、有効な冷え性対策としても期待できます。
また血行促進が内臓の働きを高めると、水分や老廃物が排出しやすくなり、この点もむくみ解消にひと役買っています。
メリットを挙げていきましたが、カッピングで施術後1番目立つところは
施術部位に丸いあざがつくことにあります。